2015-05-07(Thu)
(もう半月経っていますが)飛鳥評議会のポスター、有難うございます!
ニューマジンシア首長、Akusa Tau'olです。
もう地球上の年月にして半月経っておりますが、RUKA様入魂の名作、飛鳥評議会のポスターが完成しました。
私、Akusa Tau'olも描いて頂き、本当に感謝、感謝です。
というか、肖像画を描いて頂きながら、次の月の評議会まであと3日になる今日までお礼が遅れてしまい、申し訳ございません。
我が家でも色々と話題になっております。
以下がその会話内容です。
一部、ど厚かましい要望や酷い放言などがありますが、首長権限で却下いたしますので、無視して下さい。
――――――――――
三女Kagechiyo「ねぇ、あのポスター、見た?」
長男Sebastian「Akusa姉ちゃんも載ってる、評議会のポスターのこと?」
Kagechiyo「そうそう、凄く上手で、各首長の特徴を見事に描いてるの」
Sebastian「ミノック首長も、雰囲気出てるよなぁ。バシネットに表情がにじみ出ているよ」
次女Louise「トリンシック首長もそっくりね」
Kagechiyo「ホント、身体の半分ぐらい魔導兵器になってるんじゃないか、って感じよね」
長女Akusa Tau'ol「あの~、物議を醸すような放言、やめてくれない? こっちは評議会で、色々と各首長に気を遣ってるんだから。
それに、あたしが出てるのに、何かそれについて感想無いの?」
Louise「鎧が大きく描かれてるところが、特徴をよく描いてるよね」
Kagechiyo「鎧に『着られてる』って感じね」
Sebastian「七五三みたい」
ボコッ。
ニューマジンシア首長の鉄拳が飛ぶ。しかし、ダメージはごくわずかであった。
Sebastian「相変わらず、姉ちゃんは弱いくせに血の気が多いなぁ。いい歳してボスソロもできないんだから、手を出すのやめたらいいのに」
Akusa Tau'ol「アンタの場合は、ペットのグレータードラゴンが倒したんでしょ!」
Sebastian「ふ~ん、父ちゃんの『金魚のフン』よりはマシだよ。そのうち、妹にも先越されて、姉ちゃん一人だけボスソロバージンになるんじゃねぇの?」
Akusa Tau'ol「(プチッ)」
すかさず姉を羽交い絞めにするLouise。一方、Sebastianが喰らったのは父の拳骨であった。
父Lou「コラッ! 姉ちゃんに謝れ!」
Sebastian「姉ちゃん、ごめんなさい……」
痛みに涙ぐみながら、Sebastianは姉に頭を下げる。
Lou「暴力を生業にはしてるが、うちは『修羅の一族』じゃねぇんだぞ。ボスを一人で倒さなきゃ一人前じゃない、なんて家訓はねぇからな。
で、評議会のポスター、俺も見たぞ。凛々しく描かれてるじゃねぇか」
Akusa Tau'ol「……あんなに格好良く描いてくれて、ホント、有難いです!」
初めて褒められて、いささか感動気味のニューマジンシア首長。しかし、父の次の一言で彼女は凍りついた。
Lou「この際だから、俺たち一族のポスターも描いてもらうよう、頼んでくれよ」
Akusa Tau'ol「…………………………」
Lou「無理か?」
Akusa Tau'ol「無・理・で・す! 大体、そんなことしたら、一族で市政を壟断してるとか言われて、あたしが次の選挙で落ちちゃうじゃないの!」
海の守護者Mesona「いや、この際だから頼んじゃうのも手じゃないですか?」
トクノの海で釣ってきたのか、小ぶりな黄金マグロを手に、首長の母と一緒に部屋に入ってきたニューマジンシアの海の守護者は提案した。
Akusa Tau'ol「……でも!」
Mesona「無論、ただのポートレイトでは非難は免れないでしょう。だから、利用目的を明確にした絵を描いてもらうんですよ。具体的には、Lou様がその筋骨隆々とした巨体を丸くして、ママ、いや奥様の胸に顔を埋めて泣いている姿を描いた絵ですね」
Lou「そんな情けない絵、描かせられるか! それに、そんな絵が何の役に立つっていうんだ!」
Mesona「地球上の分身から届いた電波で知ったことですが、かつて、地球上の分身が住む国で、昔、後に天下を取るに至った武将が、無様な負け戦を喫してしまったことを戒めとして、苦渋の表情の自分の肖像画を描かせたという話(*1)がございます。Lou様も、己の無様な姿を日々顧みることでこそ、さらなる高みに登れるというもの。
……となると、胸に顔を埋めて泣いている姿じゃなく、泣きながらオッパイを吸ってる姿の方が適当かもしれませんね」
Louの子供たち「(相変わらず口悪いなぁ、この人)」
Lou「ママぁ、Mesonaちゃんがいじめるよぉ~」
母「あらあら」
胸に顔を埋める夫の頭を優しく撫でながら、Mesonaに釘を刺す。
母「Mesonaさん、あんまり主人をいじめないでね」
Mesona「す、すみません……」
Sebastian「それに、父ちゃんが天下を取るなんてあり得ないよ。もしあったら、ソーサリアが滅びるよ」
一同爆笑。
その中、妻に膝枕されているLouは、目の前の妻の胸の膨らみに手を伸ばし──Louiseに踵で思いっきり股間を踏まれて絶叫した。
Lou「いててて! 何すんだよ!」
絶叫するLouを見て、さすがのMesonaも少し引いたようだが、LouiseはMesonaに目配せした。
Louise「Mesonaさん、気にしないでね。最初に母さんの胸に顔を埋めたときだって、実は嘘泣きなんだから」
母「うふふ」
Akusa Tau'ol「はいはい、作者のRUKA様には私からお礼を言っておくわ。言っとくけど、次の選挙も近いんだし、気軽に『俺の絵を描いてくれ』なんて頼まないようにね! 分かったぁ?」
これ以上付き合ってたら収拾がつかんとばかりに、部屋を後にするAkusa Tau'ol。部屋のドアを閉めて、小さくため息をつき、
《天下を取りたいと思ってるのは、実はあたしの方……》
心の中でそうつぶやいた。
――――――――――
*1 徳川家康が三方ヶ原の戦いで大敗し、その戒めとして自らの肖像画を描かせたことを指しているものと思われる。
もう地球上の年月にして半月経っておりますが、RUKA様入魂の名作、飛鳥評議会のポスターが完成しました。
私、Akusa Tau'olも描いて頂き、本当に感謝、感謝です。
というか、肖像画を描いて頂きながら、次の月の評議会まであと3日になる今日までお礼が遅れてしまい、申し訳ございません。
我が家でも色々と話題になっております。
以下がその会話内容です。
一部、ど厚かましい要望や酷い放言などがありますが、首長権限で却下いたしますので、無視して下さい。
――――――――――
三女Kagechiyo「ねぇ、あのポスター、見た?」
長男Sebastian「Akusa姉ちゃんも載ってる、評議会のポスターのこと?」
Kagechiyo「そうそう、凄く上手で、各首長の特徴を見事に描いてるの」
Sebastian「ミノック首長も、雰囲気出てるよなぁ。バシネットに表情がにじみ出ているよ」
次女Louise「トリンシック首長もそっくりね」
Kagechiyo「ホント、身体の半分ぐらい魔導兵器になってるんじゃないか、って感じよね」
長女Akusa Tau'ol「あの~、物議を醸すような放言、やめてくれない? こっちは評議会で、色々と各首長に気を遣ってるんだから。
それに、あたしが出てるのに、何かそれについて感想無いの?」
Louise「鎧が大きく描かれてるところが、特徴をよく描いてるよね」
Kagechiyo「鎧に『着られてる』って感じね」
Sebastian「七五三みたい」
ボコッ。
ニューマジンシア首長の鉄拳が飛ぶ。しかし、ダメージはごくわずかであった。
Sebastian「相変わらず、姉ちゃんは弱いくせに血の気が多いなぁ。いい歳してボスソロもできないんだから、手を出すのやめたらいいのに」
Akusa Tau'ol「アンタの場合は、ペットのグレータードラゴンが倒したんでしょ!」
Sebastian「ふ~ん、父ちゃんの『金魚のフン』よりはマシだよ。そのうち、妹にも先越されて、姉ちゃん一人だけボスソロバージンになるんじゃねぇの?」
Akusa Tau'ol「(プチッ)」
すかさず姉を羽交い絞めにするLouise。一方、Sebastianが喰らったのは父の拳骨であった。
父Lou「コラッ! 姉ちゃんに謝れ!」
Sebastian「姉ちゃん、ごめんなさい……」
痛みに涙ぐみながら、Sebastianは姉に頭を下げる。
Lou「暴力を生業にはしてるが、うちは『修羅の一族』じゃねぇんだぞ。ボスを一人で倒さなきゃ一人前じゃない、なんて家訓はねぇからな。
で、評議会のポスター、俺も見たぞ。凛々しく描かれてるじゃねぇか」
Akusa Tau'ol「……あんなに格好良く描いてくれて、ホント、有難いです!」
初めて褒められて、いささか感動気味のニューマジンシア首長。しかし、父の次の一言で彼女は凍りついた。
Lou「この際だから、俺たち一族のポスターも描いてもらうよう、頼んでくれよ」
Akusa Tau'ol「…………………………」
Lou「無理か?」
Akusa Tau'ol「無・理・で・す! 大体、そんなことしたら、一族で市政を壟断してるとか言われて、あたしが次の選挙で落ちちゃうじゃないの!」
海の守護者Mesona「いや、この際だから頼んじゃうのも手じゃないですか?」
トクノの海で釣ってきたのか、小ぶりな黄金マグロを手に、首長の母と一緒に部屋に入ってきたニューマジンシアの海の守護者は提案した。
Akusa Tau'ol「……でも!」
Mesona「無論、ただのポートレイトでは非難は免れないでしょう。だから、利用目的を明確にした絵を描いてもらうんですよ。具体的には、Lou様がその筋骨隆々とした巨体を丸くして、ママ、いや奥様の胸に顔を埋めて泣いている姿を描いた絵ですね」
Lou「そんな情けない絵、描かせられるか! それに、そんな絵が何の役に立つっていうんだ!」
Mesona「地球上の分身から届いた電波で知ったことですが、かつて、地球上の分身が住む国で、昔、後に天下を取るに至った武将が、無様な負け戦を喫してしまったことを戒めとして、苦渋の表情の自分の肖像画を描かせたという話(*1)がございます。Lou様も、己の無様な姿を日々顧みることでこそ、さらなる高みに登れるというもの。
……となると、胸に顔を埋めて泣いている姿じゃなく、泣きながらオッパイを吸ってる姿の方が適当かもしれませんね」
Louの子供たち「(相変わらず口悪いなぁ、この人)」
Lou「ママぁ、Mesonaちゃんがいじめるよぉ~」
母「あらあら」
胸に顔を埋める夫の頭を優しく撫でながら、Mesonaに釘を刺す。
母「Mesonaさん、あんまり主人をいじめないでね」
Mesona「す、すみません……」
Sebastian「それに、父ちゃんが天下を取るなんてあり得ないよ。もしあったら、ソーサリアが滅びるよ」
一同爆笑。
その中、妻に膝枕されているLouは、目の前の妻の胸の膨らみに手を伸ばし──Louiseに踵で思いっきり股間を踏まれて絶叫した。
Lou「いててて! 何すんだよ!」
絶叫するLouを見て、さすがのMesonaも少し引いたようだが、LouiseはMesonaに目配せした。
Louise「Mesonaさん、気にしないでね。最初に母さんの胸に顔を埋めたときだって、実は嘘泣きなんだから」
母「うふふ」
Akusa Tau'ol「はいはい、作者のRUKA様には私からお礼を言っておくわ。言っとくけど、次の選挙も近いんだし、気軽に『俺の絵を描いてくれ』なんて頼まないようにね! 分かったぁ?」
これ以上付き合ってたら収拾がつかんとばかりに、部屋を後にするAkusa Tau'ol。部屋のドアを閉めて、小さくため息をつき、
《天下を取りたいと思ってるのは、実はあたしの方……》
心の中でそうつぶやいた。
――――――――――
*1 徳川家康が三方ヶ原の戦いで大敗し、その戒めとして自らの肖像画を描かせたことを指しているものと思われる。
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